家計アドバイザー協会ブログでは、家計に関する様々なデータをもとに、皆様にお役立ちトピックスとしてご紹介しています。 今回は「家計調査からみるエアコンの買い時」についてです。

 

「家計調査報告」平成28年7月分(平成28年8月30日公表)によると、平成28年7月の消費支出は前の年の同じ月に比べて実質0.5%の減少で、今年の3月から6か月連続で減少しています。

減少項目として
・自動車関連費(実質寄与度-0.85) 自動車購入、自動車保険(任意)
・教養娯楽サービス(実質寄与度-0.39) 外国パック旅行費、国内パック旅行
・通信(実質寄与度-0.21)固定電話通信料、郵便料
・洋服(実質寄与度-0.16)婦人用洋服
などであり、逆に増加項目としては

・設備修繕・維持費(実質寄与度+0.80)外壁・塀等工事費、設備器具
・交際費(実質寄与度+0.39) 贈与金
・家庭用耐久財(実質寄与度+0.27)エアコンディショナ、電気洗濯機
などです。

今回はその中から数少ない増加項目である「家庭用耐久財」冷暖房用器具に着目してみます。

 

冷暖房用具は、季節ものという特性から季節によって消費支出が上下します。

%e5%86%b7%e6%9a%96%e6%88%bf%e5%99%a8%e5%85%b7png

毎年7月にピークを迎え、10月にそこを迎え11-12月に上昇してから4月にかけて下降を続け、5月以降7月に向けて上昇・・・というサイクルです。

気温の変動を考えるともっともな動きだと言えます。

夏の暑さが本格的になると冷房が、冬の寒さが本格的になると暖房が欲しくなるものです。特に今年の暑さは格別だったのでいつにも増して消費金額もうなぎ上りになったのが分かります。

ところで冷房用器具。とりわけエアコンの値段も季がつ節によって変動していることをご存知でしょうか?

これまた当然といえば当然ですが、暑くなる/寒くなると値が上がり、暑さ/寒さが緩むと値が下がります。

消費者物価指数(平成28年7月分年・平成28年8月26日公表)を見てみます。(2015年平均を100とした指数)

%e3%83%95%e3%82%99%e3%83%ad%e3%82%af%e3%82%99

冷暖房用器具の消費支出と似たような動きを示していますが、ピークの月が微妙にずれています。

消費支出は7月にピークを迎えますが、冷暖房用器具・ルームエアコンの値段は4月または5にピークが来て6月以降下がり始め、11月か12月に底を打った後1月以降再度上がり始めます。

値段が底を打つ11月か12月に買い替えるのが一番合理的ではありますが、気温的に差し迫っていない中ではなかなか買おうという気になれないのが本音かと思います。

暑さが増してきてこもなかだとヤバい!となる6~7月に買いに走るというのが現実ですが、偶然にも値段が下がり始めているタイミングなので結果オーライとなっています。

 

エアコンについてたまたまお買い時に買うことが出来ていますが、売り手がこの「ピークのずれ」に気づいて値付けを変えてこないとも限りません。

賢い消費者になるには物価の動向にも気を配るべきではないでしょうか。